Case 02 医療・福祉施設
Project 01
医療・福祉施設①

縦割りのシステムをスマホ1台に統合。医療・福祉現場の働き方を変えるスマート化
- クライアント
- 医療・福祉施設
導入ソリューション
施設内のWi-Fi環境構築、スマートフォン連携(ナースコール・音声通話)、見守りセンサー・ネットワークカメラの統合インフラ構築
導入前の悩み
業者ごとの縦割りシステムと
深刻な人手不足
医療・福祉業界ではIT化に向けた補助金が充実してきているものの、「何から始めればいいか、どこに相談すればいいか分からない」という施設様が多くいらっしゃいます。
特に大きな課題となっていたのが、システムの縦割りです。ネットワークはこの業者、電話(音声)はこの業者、ナースコールや見守りシステムはまた別の業者……と分かれており、システム同士の連携ができない状態でした。
また、現場では夜間の見回りなどスタッフ様の負担が非常に重く、慢性的な人手不足や離職率の高さをどう解決するかが急務となっていました。
ニチワのアプローチ
「ネットワーク×音声×医療」を
融合する、高度なワンストップ構築
当社最大の強みは、ネットワークと音声(電話設備)の両方を自社で構築できる点です。私たちはこの強みを活かし、施設内のWi-Fi環境を整備した上で、これまでバラバラだったシステムをスタッフ用スマートフォン1台に集約する仕組みをご提案しました。
具体的には、ベッドのセンサーや見守りカメラの情報をネットワークに乗せ、患者様が起き上がった際などにスマホの画面上で即座に確認できるシステムです。他社が構築した既存のネットワーク環境であっても、当社の高いSEスキルで内部を紐解き、最適な形へ再構築して新たなシステムを連携させました。

導入後の変化
巡回負担の軽減で離職率の低下へ。
窓口一本化で得られた確かな安心
見守りセンサーとスマホの連携により、これまで何度も足を運んでいた夜間巡回の負担が大幅に軽減され、スタッフ様の働き方改革に直結しました。IT化が進んだことで求人の応募が増加し、離職率の低下にも繋がっているという嬉しいデータも出ています。
また、システムトラブルが起きた際も「ニチワに電話すればすべて解決してくれる」という、窓口一本化による大きな安心感をお客様にご提供できるようになりました。そして何より、入居者様のご家族から「見守りシステムがあるから安心できる」というお声をいただけたことが、プロジェクト最大の成果です。
担当者のコメント
他社構築のネットワークを紐解き、
途切れない「音声」を届ける
Wi-Fiの電波を飛ばすだけであれば、多くの業者が対応可能です。しかし、そのネットワーク上に「音声(電話・ナースコール)」を乗せ、施設内を移動しても途切れないようにするためには、非常に緻密な基地局設計のノウハウが求められます。
また、他社が構築したネットワークを調査し、自分たちのシステムを適合させていく作業は簡単ではありません。長年培ってきた通信とネットワークの深い知識があるからこそ、命に関わる医療・福祉の現場でも「絶対に止まらない、途切れない」高品質な通信インフラを提供できていると自負しています。

Project 02
医療・福祉施設②

命と安全を見守るインフラを止めない。医療・福祉施設のネットワーク構築と保守サポート
- クライアント
- 医療・福祉施設
導入ソリューション
見守りシステム(ベッドセンサー、ネットワークカメラ、スマートフォン連携)を支える無線LAN(Wi-Fi)環境の構築および保守管理
導入前の悩み
繋がらない・動かないが業務の致命傷に。
現場で起こる電波トラブル
医療や福祉の現場では、入居者様・患者様の安全を守るため、ベッドのセンサーや見守りカメラ、スタッフのスマートフォンを連携させたシステムが不可欠となっています。
しかし、「特定の場所で通信が途切れる」「見守りシステムが正常に作動しない」といったトラブルが発生することがありました。
電波は目に見えないため、トラブルが起きた際に「システム機器自体の故障」なのか、それとも「ネットワーク(電波)の不具合」なのか、現場のスタッフ様だけでは原因の特定が難しく、迅速な対応が求められている状況でした。
ニチワのアプローチ
事前の電波調査とトラブルを迅速に
解決するプロの「目」
私たちは、まずシステム導入前に施設内の電波がどこまで飛ぶのか、建物の構造も考慮した綿密な電波調査(サーベイ)を実施し、隅々まで通信が届く強固なネットワーク環境を設計・構築しました。
さらに重要なのは、導入後の保守管理です。万が一「動かない」というコールをいただいた際は、すぐさま原因の特定(切り分け)を開始します。
機器のランプ状況の目視確認はもちろん、パソコンの専用ツールやコントローラーのログを用いて「見えない電波」を可視化。ネットワーク側か、機器側か、不具合の根本原因を的確に突き止め、迅速に機器の交換や復旧作業を行うフローを確立しています。

導入後の変化
「動いて当たり前」の日常を支える、
縁の下の力持ちとして
徹底した電波調査と最適なネットワーク構築により、これまで通信が不安定だった場所でも見守りシステムが確実に使えるようになり、お客様からお喜びの声をいただいています。
インフラは「正常に動いて当たり前」のものです。劇的な変化として表に出ることは少ないかもしれませんが、システムが常に円滑に稼働することで、現場のスタッフ様が安心して本来のケア業務に集中できる環境を実現しています。
私たちはこれからも、医療・福祉現場の「当たり前の日常」を裏側から支え続けます。
担当者のコメント
多様な機器が混在する環境で、
見えない電波を確実にとらえる
医療・福祉施設での保守作業で最も苦労するのは、カメラや医療機器、ベッドセンサーなど、多種多様な機器と「閉ざされたネットワーク環境」が混在している点です。
その中でトラブルが起きた際、何が正常で何が異常なのか、見えない電波の状況を様々なツールを使って探し出し、原因を切り分けていく作業は非常に神経を使います。
しかし、複雑に絡み合った原因を紐解き、システムを確実に復旧させてお客様の安心を取り戻せた瞬間には、インフラエンジニアとしての大きな責任とやりがいを感じます。


